第2章 出会い
side
「恋だね」
「、ぶっ、、」
「え!きたなっ、!」
ケラケラ笑いながら、お茶でむせた私を見る理佐
「だ、だって、!いきなり変なこと言うから、!」
「変なこと言い出したのはだべ?
そんなん一目惚れっていう恋をしたんじゃないですかぁ〜??」
ニヤニヤしながらツンと私の肩を指差す親友を「もう、」と言いながら軽く睨んだ
1時間目おわりの休み時間に朝の出来事を話し、昼休みのいま、こういう話になっている
「いやいやさすがに違うでしょ、」
恋というにはあまりにもしっくりこない感情に、自分に対して首を傾げた
「ま、今日初めて会ったんだし、これから知っていったらいいじゃん!
席も隣なんだし!」
理佐はフフ、と笑いながら、さっさとお弁当を食べ終わり、昼休みも机に突っ伏して寝ている岩泉くんの方を見る
「まあ仲良くはなろうとするけど、、」
「これからのの恋のゆくえ、楽しみだなぁ〜」
昼休みずっとニヤニヤしてる理沙がそういうと、いいタイミングでお昼休みが終わる予鈴が鳴った
「はーい、今日あとは委員会とか決めちゃいますよ〜」
ゆるい担任が教室に入ってきて、元のクラスの人たちで固まっているみんなが自分の席へと戻っていく
(適当に楽なのか、理沙と同じやつに手あげよっと)
そう思いながら席について、担任の次の言葉を待つ
「じゃ、申し訳ないんだけどここの2人学級委員やってー」
「「え?」」
担任がこちらを指さして、言った言葉に驚きが隠せず、岩泉くんと発せられた言葉が被った