第5章 本当の気持ち
side
徹くんの気持ちに応えるように、
(、私ももっと徹くんが欲しい、、)
その思いで、自分から徹くんの口を塞ぎにいった
しかしすぐに徹くんのペースになり、深く濃く求められる
「、っ、、ンン、、ぁ、、」
息もできないくらいに後頭部と、腰を抑えられ、キュンと体がさらに熱くなっていく
「んっ、、フぅ、、ッ、、」
いま、家には私と徹くんの2人だけ
その事が、私たちを深い沼に落とそうとしているのは確か
「、っ、、ん、、、ッはぁ、、」
名残惜しく離れ、私は肩が上下してしまうほど息が荒くなっている
「ちゃん、、これ以上は、、ちょっと、俺がやばい、、」
私のことを抱き寄せ、首に顔を埋めて、フゥと落ち着かせるかのように息を吐いた徹くん
「しばらく、こうしててい、?」
彼が首に顔を埋めたままそう言う
「ん、いいよ、?」
彼の腰に緩く腕を回し、目を閉じた
(やっぱり、安心するなぁ、、)
しばらくして、体が離れ、徹くんがまだ少し熱のこもった目で私を見つめ話し出す
「俺たち、。これからは、お試し期間じゃなくて、、本当に付き合ってるんだよね、?」
「うん、、いやだ、?」
「何言ってるの、その真逆すぎるんだけど、、俺、本当に嬉しすぎて、どうにかなっちゃいそう、、」
最後はちょっと冗談ぽくいう徹くん
「どうなるの、、?」
私が笑いながら聞くと
「もっと、激しいことしちゃう、かも、?」
とさらにふざけていう
「私は、いいよ、?」
というと、「っ、、!、もぅ、、やめて、いじめないで、、」と私に抱きつく徹くん
「今日は、、我慢する
でも、次は、容赦できないかも、?」
そう言って、ちゅ、と軽く口付けた
「、ねぇ徹くん、、もっかい、」
「っ、!、やっぱり俺、。今日試されてるよね、?」
彼は困ったように、でも嬉しそうに笑った
私はもう一度徹くんの首に腕を回し、自ら口付け、舌を彼に差し出す
すぐに彼は私の舌を絡め取り、また深いものへと落ちていった
私たちの熱い夏は、まだ始まったばかり
fin.続