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アイドル系大王様に惚れられました。

第5章 本当の気持ち


side


「っ、。

〜〜っ、、いや、ちゃん、それは、」


色々と葛藤している彼を見て、


「私が、一緒にいたいの、、だめ??」


と言う



「っ、!あぁ、、もう、、ほんと、ずるい、、


俺だって、ちゃんと一緒にいたい
せっかくちゃんが、気持ち伝えてくれたから余計に、」



私は、


「じゃあ、あと少しだけ、!」


と困ったように笑う彼の手を引っ張った



・・・



「お邪魔します、、」



少し申し訳なさそうにうちに上がる彼



「ふふ、誰もいないから大丈夫だよ?」



と笑うと



「だからこそ、でしょ、、」



と言った



私の部屋に着くまでに、「あぁ、おれ、いま、、すごく試されてる、、」と呟いたのが聞こえたが、返す言葉が見つからず無視してしまった




(私だって、。緊張してるよ、、)




親がいない時に彼氏になったばかりの人をうちにあげるなんて、不良少女みたいなことしたのは初めて



「どうぞ、、」



「どうも、、」



部屋のドアを開けて、招き入れるとガチガチの徹くん



「そこ、座っててくれる??


浴衣脱いできていい??」



「あ、うん!どうぞっ!」



いつもなら「俺が脱がしてあげる〜」とでも言いそうなのに、



(私より、緊張してる、?)



なんだかおかしくなって、少しだけ緊張がほぐれた私



浴衣を脱いで、ジャージに着替えて髪飾りやピンを取ろうとした



(ピ、ピンとれない、、)



そこで私は部屋に戻り、



「ねぇねぇ徹くん」



と呼んだ



「なぁに、ちゃん」



まだ少し緊張していそうな彼に



「ピン、とってくれない?」



とお願いをした

すると徹くんは



「うん、もちろんいいよ?」



と言って、早速私の髪をとめてあるピンの回収作業をしてくれた



・・・


「これで、、全部かな?」


「ありがとう〜」



ピンを取ってもらってる間、いつも通り、他愛もない話をしていたら徹くんの緊張がだいぶほぐれてきた様子で



「徹くん、、」



私が名前を呼びながら抱きつくと、


「どしたの、?ちゃん、」


と嬉しそうに抱きしめ返してくれた



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