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アイドル系大王様に惚れられました。

第3章 終わりと始まり(?)


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(え、?、なんで、知って、)



ボッ!と顔が熱くなるのがわかった


「い、いや、あの、、」


「ちゃんわかりやすいからわかっちゃったっ」


へへーんと得意げな及川




(ここで誤魔化しても、むだかな、、)




そう思った私は、


「うん、、わたし、岩泉のこと好きだと思う、」


と正直に言うと、少し悲しそうに及川が笑った




でも、すぐに及川がいつもの爽やかスマイルで



「応援するねっ」



ていうから、私は気のせいかーなんて思って、そのあといつも通りしょうもない話をしながら歩く





ふと、隣の及川を見るとあることに気づいた


「あ、」


「ん?どうしたのちゃん」


「及川、肩濡れてるよ」



私は及川が傘を私の方に寄せているのに気づいて、それを及川のほうに寄せようと及川の手の上から自分の手を重ねて、傘を押す




「っ、」




及川が一瞬だけ少し驚いたような顔をして、私を見た



「何よ」



「いや、、なんでもないよ?」



「ふーん、変な及川〜」



「ちゃんには言われたくないな〜」



「なんで、!?」



「だって、あんなにこわーい岩ちゃんのこと好きだって言うんだもん」



ニヤ、と次は少し意地悪な顔をしてこちらを見る及川



第三者から私が岩泉を好き、と言われて、恥ずかしくなり、小さく睨みながら



「岩泉は優しいよ?」


というと、



「あ、そっか、俺にだけ怖いんだったっ⭐︎」



といつも通りのおちゃらけた及川に戻った



「それは及川が変だからだよ〜」



「あ、またそれいう〜」



結局傘は、私の方に寄せられたままで、私は及川が少しでも傘に入れるように、と及川にぴったりと寄り添う形で歩く


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