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アイドル系大王様に惚れられました。

第3章 終わりと始まり(?)


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次の日の昼休み



「昨日の放課後も岩泉と仲良さそうに話してたじゃん」



ニヤニヤと理沙が小さい声で言ってくる
どうやら彼女には自分が気づくよりも先に岩泉が好きとバレているらしい



「え、、なんで知ってるの、!?」


「昨日の放課後、ちょっと忘れ物取りに来たら、仲良く話してたから邪魔できないなーって思って静かに入って出たの!」


「な、邪魔って、、話しかけてよ、!」


「えー、いいじゃーん」


理沙といつも通り教室の後ろはじである理沙の席で話しながら教室で過ごしていると


「あ、いた!」


と昨日初めて会話をした及川くんが後ろのドアからヒョコ、と顔を出す


「及川くん?」


「やほ〜、名前知っててくれてておいかーさん嬉しいなぁ」


「岩泉から話聞くから」


「え、なんか変なこと言ってない?」


「言ってない言ってない」


「えー、ほんとかなぁ、あとで岩ちゃんに聞こっと」


「あ、岩泉?呼ぶ?」


いつものように岩泉に用があるのだと思い、突っ伏して寝ている岩泉の方を見ると


「いや違うんだ〜」


「え?」


「ちゃんと話そうと思って!」


「えぇ??」


なんのことがわからず混乱していると


「あ、徹〜!!」


と何人かの女子が及川くんに気付き、近づいてくる


「やほ〜みんな〜」


そう言ってすぐに女の子たちの対応で忙しそうな及川くん



(なんなんだ、一体、、)



不思議さでいっぱいになっていると


「ちょちょちょ!なんで及川と知り合いなの!?」


と私と及川くんのやり取りを黙って見てた理沙が、すごい勢いで私に耳打ちする


「いやいや!知り合いというか、、昨日岩泉と打ち合わせしてた時に初めてあいさつして、、いまいきなり、、」


「えぇ!?」


「アイドルみたいだね及川くん」


「いやいや、実際この学年のアイドルでしょこれは、!」





お互い驚きのままお昼休みを終えた





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