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イケメン戦国 書き散らかした妄想

第33章 歪んだ愛で抱かれる 後編 【三成】R18/ヤンデレ


そんなの無駄だと言わんばかりに不敵な笑みを浮かべた三成は、紐で纏められた彼女の手首をぐいっと上に持ち上げた。

そのまま紐を彼女の背中側に落とすと、その先で両足首を纏めて括ってしまう。

抵抗する間もなかった。

あっという間に名無しは手だけではなく足の自由まで奪われてしまう。

全裸で正座の体勢から腕を上げさせられ、後ろで手首と足首を繋がれた状態。

胸やわきもむき出しにされた極度に恥ずかしい姿。

「いやっ!…」

名無しはもがいて身体を捩らせた。

そんなことをしても拘束が外れるはずもなく、哀れにもただ胸がふるふると揺れて三成の欲情をさらに煽るだけ。

「暴れないで。そんなの抵抗にはなりえません」

彼は目を細めて名無しの顔や体を見つめて

「名無し様のその姿、なんて綺麗で色っぽい…」

うっとりと呟く。

ぞわぞわと名無しの中に湧き上がる不思議な感覚。

自然と抵抗を止めていた。

(わたし…おかしい…)

大好きな人の手でこんなにも恥ずかしい姿を晒されて、熱い視線に囚われながら甘い賛辞の言葉を囁かれる。

そんな状況が言いようのないほどの甘美な興奮に繋がってしまっていた。

やがて彼の腕で強く腰を引き寄せられ、唇を奪われる。

(気持ちいい…)

すぐに舌が入りこんで口腔内を探り始めると、その心地よさに名無しの身体から力が抜けていく。

(…わたしが望んだ通りに…)

強引に脱がされ口づけられたい。

淫靡な期待は叶った。

実際は襦袢を切られて恐怖を伴ったし、この上なく恥ずかしい拘束をされているけど、それがさらなる快感へと繫がっていることを、もう名無しは認めざるを得なかった。

(…望んだ以上に…)

深い思いを感じる丁寧な口づけに身を委ねて、やがて唾液が流しこまれると素直にこくんとそれを飲みこみ、三成を喜ばせる。

際限なく高まっていく愛おしさと独占欲のままに、三成はちゅっ、ちゅっ、と唇を彼女の白い喉から耳元、さらには全開になっているわきの下まで押し当てていった。

「ああ…そんなとこ…」

恥ずかしさとくすぐったさで名無しはたまらず身悶える。
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