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イケメン戦国 書き散らかした妄想

第33章 歪んだ愛で抱かれる 後編 【三成】R18/ヤンデレ


「不在がちで、心の機微に疎い夫に寂しさを感じ、公家の高慢さに満ちた一族の中で孤独を感じた名無し様は私を思い、名無し様の中で私の存在がどんどん大きくなっていく。まるで種が発芽して成長し、蔓を伸ばして心を侵食するように…。それを計算していたのです」

泰俊になるべく城を空けさせるべく、川名の領民の反乱を煽ったり、同盟国が寝返るよう裏で糸を引いていたのも三成。

「そんなのひどい…!わたしは…どれだけ…」

見ず知らず場所へ一人で嫁いでいくのは、どれだけ不安だったか。

孤立無援な立場はどれだけ辛かったか。

名無しはそれを訴えようにも、頭がうまく回らず言葉が出ない。

ただ肩を震わせながら三成を見つめることしかできない。

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