第21章 艶やかな酩酊2 お仕置き 【政宗】R18
最初の一突きがかなり奥へと当たり、痺れるような快楽が瞬時に名無しの全身を駆け抜け、視界に星が散った。
畳み掛けるように抜き差しを繰り返され、それも全て甘い痺れになっていく。
「ん……んぁ…」
名無しは手で口を押さえながら快感を噛みしめる。
もちろん政宗も大きな快楽を享受していた。
「浅いところも好きだろ?」
政宗が少し腰を引いて膣の入口付近を責めると、
「あんっ…き…気持ちいいっ!…」
名無しの膣壁がヒクッと脈打った。
膣全体が更に熱く充血して、政宗のモノを強く締め付けてくる。
「くっ…キツいな…」
気を抜くとすぐにイッてしまいそうになるが、まだまだ堪能したくて、政宗はぐっと抜いてはまた深く突く、を規則正しく繰り返した。
その度に溢れ出した蜜が絡み付いて、グチュグチュと粘着質でいやらしい音をたてる。
「あぁっ……あぁあ…いくっ…いっちゃう…」
律動が増えるにつれて絶頂へと押し上げられ、名無しの身体に痙攣が走り、押さえきれない悲鳴のような声が上がった。
一際締め付けが強くなり、政宗ももう限界だった。
まるで打ち上げ花火のように快感が炸裂し、名無しをぎゅっと抱き締めながら政宗も達した。
一気に脱力して立っていられなくなった名無しを抱えて、政宗は再び湯槽に浸かる。
グッタリと放心している彼女が愛おしくてたまらず、頬から肩、背中、腰、太もも、膝下へと存在を確かめるように撫でていく。
「お前は最高だ。こんなに俺を夢中にさせるのも、俺を癒やすのも、この世でお前だけだ」
ちゅっ、と耳に口づけながらそう囁いてから、
「だから自信を持て。劣等感なんて感じる必要は無い。それに、俺が凄いと言うのなら、その俺を虜にしているお前も凄いんじゃないか?」
きっぱりと言い放ち、政宗は白い歯を見せて笑った。
(ああ…この笑顔が好き…)
名無しの心の中の雲が一気に晴れ、明るい光が差し込んでいく。
「政宗……ありがとう。たとえ釣り合わなくても、もう、それでもいい…。力強い言葉でそんな風に言ってくれて、本当に嬉しいから」
名無しは政宗の頬にそっと口づけて、晴れ晴れとした笑顔を見せた。