第21章 艶やかな酩酊2 お仕置き 【政宗】R18
「もしまた自信が無くす事があれば、今度はすぐに俺に言えよ。その場でお前は最高だって言ってやる。何度もな」
「それは…ちょっと恥ずかしい…」
「何だと?じゃあ、そこから連れ出して、またお仕置きだな。俺に酔わせて、余計な事を何も考えられなくしてやる」
「え…」
名無しの顔がみるみる赤く染まる。
「お仕置きした後は、名無しが食べたい物、何でも作ってやるよ」
「それは嬉しいな」
「とにかく、まず俺を頼れよ」
「うん…」
二人は微笑み合いながら口づけを交わした。
「それから、俺がいない所では酒を飲むなよ」
「え…あ…もう二度と飲みません…」
思い出すと相当恥ずかしくなり、名無しは振り払うようにぶんぶんと首を横に振った。
「俺の前ではいい。積極的な名無しも凄く良かったからな。さて、そろそろ部屋に戻るか。お仕置きの続きをしないと」
「え…まだ終わってなかったの…?」
「当たり前だろ、覚悟しとけよ」
戸惑う名無しの様子を愉しそうに見やり、政宗は不敵な笑みを浮かべて彼女の手を引いた。
終