第21章 艶やかな酩酊2 お仕置き 【政宗】R18
(いつもよりも感じちゃう…)
明るい所で肌を晒されじっと見つめられた羞恥。
手首を拘束されたり、大きな手で口を塞がれて、大好きな人に強引に奪われる被虐感。
自分でも戸惑うけれど、それらが興奮に繋がってしまっていた。
名無しの様子から達する寸前なのを悟り、あえて政宗が愛撫を止めて開放すると、彼女は力無くずるずると壁伝いにしゃがみ込んでしまった。
昨日、あんなに自分を翻弄した名無し。
今は自分の愛撫に溺れ、立てなくなっている。
やり返し、支配欲が満たされた政宗はしゃがみこんで目線を合わせた。
「大丈夫か?」
「はぁ…はぁ…」
政宗は名無しの背中を少しさすってから、夜着を脱ぎ始めた。
(どうしよう…)
名無しは息を吸ってゆっくり吐き出した。
それでもなかなか呼吸は整わないし、心臓の鼓動の速さも収まらない。
脚の間からは蜜が溢れ出し、座り込んでいるので床にまで垂れていくのが自分でもわかる。
与えられる快楽が大き過ぎて、こんな状態を自分ではどうにもできない。
それに怖さを感じる反面、イカせてもらえなかった事で熱が燻っていて、もっとめちゃくちゃにして欲しいと望んでしまっている。
体を動かせないでいると、政宗の両腕にふわりと抱き上げられ、浴室に運ばれていった。
名無しを両腕に抱いたまま政宗は湯槽に入った。
ザバッとお湯が溢れる豪快な音が響く。
政宗は手ですくったお湯を名無しの肩にかけて温める。
(あったかい…気持ちいい…)
「悪かったな」
政宗はそう言いながらちゅっ、ちゅっ、と名無しの顔や首筋に口づけを落としていった。
「え…?」
「さっきはイカせてやらなくて」
「……」
「これからもっと、気持ち良くしてやる」
政宗は名無しの脇の下に手を入れてお湯から引き上げ、湯槽の縁に座らせた。
そのまま名無しの片足を持ち上げて膝裏を押さえて大きく開かせた。
露わになった秘裂に顔を埋める。