第21章 艶やかな酩酊2 お仕置き 【政宗】R18
ツーッと耳のふちを舐めてからはむっと甘噛みして、更に耳の穴に舌をそっと入れる。
いつもより敏感になっていて、舌先と唇で与えられる刺激を鋭敏に感じ、名無しの肌がぞわっと粟立つ。
「あんっ…」
吐息や、舐められる水音も頭の中に直に響いていき、強制的に思考力を奪われていった。
(さっきまで泣いてたくせにな)
耳に愛撫しただけであっという間に蕩けた顔になった名無しに、政宗の中で愛おしさが更に増していく。
片手で彼女の両手を拘束したまま、もう片方の手で頬を押さえて唇を奪った。
「…ふ…ぅっ……」
柔らかい唇を吸い、歯列をなぞり、舌を捕らえて絡ませて
昨日の彼女がした口づけより、もっともっと激しくしてやりたい、そう思いながら口内を犯していく。
同時に、頬を押さえていた手で名無しの胸を包んだ。
「ん…ふぅ…」
塞がれたままの名無しの唇から、くぐもった声が小さく漏れる。
政宗が掌でゆっくりと柔らかい胸の感触を楽しんでから、先端を指先で摘んでコロコロと転がすと、
「んんっ!…ふぅっ…ん!」
彼女は身を捩らせた。
「これ…好きだよな」
押さえつけていた名無しの両手首を放し、政宗は両手でくにゅくにゅと白い胸の形を好きなように変える。
寄せたり離したりしながら、時折、既に固くしこっている先端を指の間で挟んで刺激すると、名無しは艶めかしい声を上げながら背中を反らした。
感じやすい身体で、愛らしい反応をし続ける名無し。
その反応に政宗は満たされつつも、彼女の嬌声が大きくなっていくのが気になった。
狭い脱衣所に響き、廊下に漏れてしまう。
政宗は左手で名無しの口を塞いだ。
優しく、呼吸の妨げにならない程度に。
「悪いな、可愛い声を他の奴には聞かせたくない」
声を封じると、右手で強めに名無しの胸を揉み、先端を口に含んだ。
舌先で転がしたり突いたり、音がたつほどきつく吸い立てたり。
「んん…」
(胸を弄られてるだけなのに…)
大きな快感が背筋を走り抜け、名無しはもうイッてしまいそうになる。