第20章 艷やかな酩酊1 【政宗】R18
「ふふっ」
名無しはもう少し大胆になり、固さを増したモノの根本から先まで、チュッ…チュッ…とをする唇を押し当てていき、指を這わせた。
「政宗、手をどけて…。感じてる顔を見せてくれないなら、私、やめる…」
名無しがいつもの政宗のような意地悪な事を言う。
政宗は苦笑しながら両手を顔から離した。
「感じてくれて嬉しい」
そう言ってから名無しは舐め始めた。
彼女に口淫されるのは初めてだったが
舌の力を抜いて広い面でねっとり舐め上げたり、舌先を細かく使って形をなぞったり、
多彩な舌の動きが甘美な刺激となって、政宗に押し寄せる。
「‥‥ぅ…うっ‥‥」
名無しは固さを増すモノからも気持ちよさそうな政宗の反応を感じながら、とうとうそれを口に含んだ。
「‥‥んあっ!!‥‥」
政宗は顎を上げて顔を更に歪ませた。
ビクビクと身体が震えている。
名無しは口に含んだまま舌を動かす。
柔らかくて温かくて包み込むような口内の感触と、なまめかしく動く舌の感触。
「‥‥あぁっ‥‥」
(ヤバい…気持ちいい…)
政宗は手を伸ばして名無しの髪にくしゃりと指を絡ませながら、膨れ上がっていく快感を噛み締めていた。
名無しはしばらくそれを続けると、指で根本をしごいて刺激を更に増やした。
「くっ…!!」
政宗はあっという間にイキそうになる。
名無しにこんなに簡単にイカされてしまうのは…恥ずかしいような…悔しいような…
よくわからない感情が溢れて、思わず名無しの肩を掴んで止めた。
「!!」