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イケメン戦国 書き散らかした妄想

第20章 艷やかな酩酊1 【政宗】R18


恋仲になってから1ヶ月、褥を共にしたのはまだ両手で数えられる位。

名無しは、いつも恥じらいながら政宗に身を任せる。

ひとつひとつの反応がまだ固く初々しい。

政宗はそんな恋人を優しく可愛がるが、その反面、強引に啼かせてみたくもなってしまう。

清純な彼女を、技巧で思うがままに乱していくのが、たまらなく好きだった。

今夜は逆に名無しから責められている。 

(面白い、これはこれでいいな)

大胆な様子に初めは戸惑ったが、彼女に身を任せる事にした。

自分を気持ち良くさせるというが、果たしてどのようにするのかとワクワクする。

「酔っ払って積極的な名無しも凄くいい」

「酔ってないよ」

明らかに酔ってるのに否定する名無しが可笑しい。

身体が火照ってたまらず、政宗は着物を全て脱いた。

細く締まった筋肉に一瞬名無しは息を呑んでから、愛撫を続けた。

大きく開いた襦袢の襟元からは胸の膨らみがのぞき、裾も乱れて白い太ももが露わになって…

彼女の姿はかなり扇情的だった。

「‥‥うっ‥‥」

チュッ…チュッ…

名無しの唇がたてる水音と、時折、政宗が漏らす声だけが夜の空気に響いた。



名無しの手がふと止まる。

視線の先には固く大きくそそりたったモノ。

それに戸惑ったようだ。

「それは、どうするんだ?」

政宗は少し意地悪く、愉しそうに聞く。

名無しはしばらく見つめていたが、おそるおそる細い指で触れた。

そのままスッと撫で下ろして、また撫で上げる。

(気持ちいい…)

政宗の表情が変わった。

名無しはしばらく手を上下に往復させて擦ってから、唇をそっと寄せる。

「‥‥んっ‥‥」

声を漏らした政宗は、眉を寄せた切なげな表情。

いつもの余裕綽々な様子と全く違う。

名無しが初めて見る顔だった。

「政宗、感じてる顔が‥‥とても‥‥」

「な、何だ?」

「きれい‥‥」

「見るな」

恥ずかしくなり政宗は両手で顔を覆った。

いつもと逆の関係性に名無しは楽しそうに微笑む。
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