• テキストサイズ

甘えたがりの恋(仮)

第13章 光と影







「まずいな....」

その様子を別室で見ていた天羽は呟いた。


「人型トリオン兵の中に色が違う奴がいる。」


「なに!?」


天羽はどこか不安そうな表情を浮かべるとまた画面へと視線を戻した。


「トリオン兵侵入!数は4です!人型ネイバーです!」


「何!?トリオン兵に化けとっただと!?」


作戦室は騒然とする。







侵入したガトリン達はヨミのサポートの元、遠征艇を目指し突き進む。


「侵入成功。建物の構造情報を更新。目標までのルートを表示します。」


「ヨミ。隔壁が閉じ始めてる。当初のルートは進めそうにない。」


「了解。なるべく最短ルートに誘導します。」


「予定通り10分で済ませるぞ。最短で行く敵はなるべく無視だ。追っ手がかかったらウェンが止めろ。」


「OK隊長。」


『私は?』


「俺とラタと【目標】を破壊する。」


「了解」『はぁい』


「レギーとコスケロは可能な限り敵を引きつけろ。」


「了解!」「了解です。」


「ヨミは全体のサポートを頼む。」


「はい。」


「ガトリン隊長。念を押しておきますがこの基地でアフトクラトルの捕虜を発見した場合、奪還の必要は無い。邪魔であればこちらで処理していいということでいいですか?」


淡々と告げるラタにガトリンはただ冷静に告げた。

「それがアフトの通達だ。会話の記録も取ってある。」


「了解。」


視線の左端に一瞬小さは人影が見える。

すると、緑の帯が伸びてくる。


『…!?シールド!!』


咄嗟にシールドを張る。

そしてラタが開けたワープゲードでその場から逃げ出した。


「(あららー。風刃の性能もアフトクラトルからバレてたかぁ。)」


迅は閉ざされたワープゲートを前で苦笑いを浮かべた。


「……厄介なことになるな、ゆる。」














/ 83ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp