第12章 私ができること
「あーあ、結局ロドクルーンの奴らは不参加かよ!舐めやがって。」
『この任務は、ロドクルーンとガロプラ、両名合同任務じゃないの?ロドクルーンは任務放棄した?』
「いえ、今回の作戦は確かに貴方がの言う通り、本来は我々とロドクルーンの合同任務だったんです。しかし、おそらくこっちに回すほどの戦力が無いみたいで…。代わりにトリオン兵を出すそうです。」
「結局犬じゃねぇか。」
レギーは忌々しそうにそういうと顔をしかめる。
『犬?かわいい?』
「かわいくねーよ!ってか、弱けりゃ意味がねーんだよ。いっそアフトのラービットを使えりゃ楽なんだけどな。」
『ラービットは数足りないもん。』
「わかってるわ。」
「いや、アイドラも出すそうだ。新型もあるし安心だろ?」
「....俺新型嫌いなんだよな。」
『新型?』
「誰がテメェなんかに教えるかよバーカ。」
『ひどい。意地悪。』
私を睨みつけたレギーは階段を降りていく。