第8章 悪夢、再び。
私はトリオン兵を倒しながら他のカバーに向かっていた。
でも、
『新型多すぎ。一人じゃ死んじゃうよ。』
と言いながら新型の相手をする。
その時、
「ゆる、風間さんがベイルアウトしたわ。」
と私のオペレーターをしてくれている蓮から無線が入った。
『蒼兄が!?』
すると私が最後の新型に仕掛けた攻撃の隙をついていつの間にか後ろに来ていた新型が攻撃を仕掛けてくる。
『…!やばっ。』
気散らしちゃってた。
ベイルアウトを覚悟したその時、
「アステロイド!」
『……!
公平!陽介!駿!』
振り向くと新型にアステロイドをとばす太刀川隊の出水公平とその後ろに草壁隊の緑川駿、そして陽介がいた。
「ゆるさん大丈夫っすか?」
『うん。ありがとう、公平。』
と話していると、
「付近の隊員は可能な限り三雲・烏丸両隊員を掩護しろ!」
と忍田本部長から無線が入る。
「よねやん先輩、どうすんの?本部長は玉狛を掩護しろって言ってるよ」
「どーすっかなー。もうこっち来ちまったもんなー」
「放っといたらレイジさんたちのとこに行くかもしれないし、ここであいつ倒しとく方がいいだろ。」
「だよな、賛成。ゆるは?」
『もう少し片付けてから向かう。無線入るくらいそのネイバーがやばいんだろうけど。こっちもつらいからね。』
「了ー解!やられんなよ?」
『当たり前でしょ。陽介もね。』