第5章 遠征部隊の実力
『これつらい。作戦立て直そ。』
「次はこっちを分断しに来そうだな。」
と悠一。
移動して隠れた私達たちは作戦を立て直す。
「その場合はどうする?」
「別に問題ないよ。何人か嵐山たちに担当してもらうだけでもかなり楽になる。風間さんがそっちに行ってくれると嬉しいんだけど、こっち来るだろうしな。」
「うちの隊を足止めする役なら、たぶん三輪隊ですね。三輪先輩の"鉛弾"がある。」
「どうせなら分断させたように見せかけて、こっちの陣に誘い込んだ方がよくないですか?」
「そうだな、賢と連携して迎え撃とう」
『賢いたの?』
「隠れて待機してるよ。」
「ゆるは三輪隊を頼む。」
『えー、蒼兄はー?』
「俺がやるし、こっちは大丈夫だ。三輪隊の師匠みたいなもんだし、攻撃避けれるだろ。嵐山達と一緒に頼む。」
『じゃあ私の任務は准を守るかぁ。』
「俺がゆるを守るの間違い。」
『はいはい。』
「…てことで、うまいことやれよ嵐山隊、ゆる。」
『辻ゆる、了解。』
「「はい。」」
「そっちもな迅。」