第3章 事件
『きしゅけー!きしゅけー!』
キョロキョロと茂みをかき分けるリリカ
周りは人の影はなく
いわゆる迷子
「へへ、嬢ちゃん。尸魂界ってのはここかい」
『だぁれ』
青い羽織を着た太った大男。
死神では無いのは分かる
「ガキまで死神にしてんのかここは、へへまぁいい。さっさと隊長…なんつったかな総隊長?とやらの元に連れてってもらおうか」
っとリリカの首根っこを掴む
『いや!』
「んだと、命が欲しくねぇつーのか!」
『やだ!きしゅけー!!!』
啼け_____紅姫
その瞬間赤い斬撃が走り大男の右腕が吹っ飛ぶ
空中に放り出されたリリカを抱き留める___
『きしゅけ!』
「まったく〜勝手にどっか行くんだから」
「ぐぁぁぁあ!俺の腕、俺の腕!!」
「何者ッスか、貴方」
腕を落とされ絶叫した大男は地面をのたうち回る
切っ先を向ける喜助
「うちの子にちょっかい出されると困るんスよね。」
「くそ!クソ!!チッ」
舌打ちした大男は赤い霧のよなものを散らして
消えた
「逃げたッスね。さて」