第2章 事件の始まり
しばらくひよ里が戦闘して喜助が機械を動かし何かを図る様子
そして呑気に話し出す
「ここは前から虚の出現報告が多い場所だ、何かおかしいって思いましてねぇ、ちょくちょく調べてるンすけど、どうも調べようとすると虚が出現して面倒なんス。
なので調べ終わるまでよろしくお願いしますねん」
「ったく、しゃーないな!経費せびったるからな」
「そういうのは内緒でやってくださいよ…」
しばらく虚も落ち着きひよ里は疲れたように地面に寝っ転がった
「お疲れ様ッス、とりあえず調査終わったんで帰りましょ」
「ぜェ…ぜェ…んで結局原因はなんだったんや」
「ここだけ妙に境界が薄くなってるようッスね、まぁこれだけだと明確な原因はわかんないんでこれからもちょくちょく来ることになります」
報告書を書くため部屋に篭もって机に向かう喜助の手元を覗くリリカ
「まるで、意図的に薄くした…ような気がするのは気のせいッスかねぇ、人為的なもの…まぁ確証はないンスけど。これからも調査が必要ッスね」
膝の上に乗っかったリリカを撫でながら考え込む
一体誰がなんのために_______