第2章 事件の始まり
「んやねん、リリカ」
『ひよりちゃんだっこ』
「いやや」
両手を上げてだっこポーズしたリリカ。
それにツーンとしながらそっぽを向くひよ里
シュンっとしながらそっと両手を下ろすリリカが視界に映って
「あぁぁ””!!しゃーないな!!1回だけやで!!」
『わぁい!』
ひょいっと軽々しく抱っこする
『ひくい』
「投げ飛ばすぞ」
「そこ邪魔だヨ、うろちょろしないでくれるかネ、煩わしい」
っとビーカーを持った涅
「んやねん!!!お前が退けばええやろ!!」
フンっと鼻で笑って避ける涅
「ったく、おいこらリリカどこいくねん!!」
ひょいっと降りたリリカも自由だ
なんやかんやお姉ちゃんしているひよ里
「あ、いたいた。ひよ里サンちょいと一緒に来てくださいな」
「いやや」
「まぁそう言わずに…ブヘラ!」
痛ァァっとひよ里の蹴りが顔面にめり込んだ喜助が蹲る
『だっこ』
流れるように寄ってきたリリカを抱っこして鼻を押さえながら立ち上がる
「大切な任務ッスよ、」
そのセリフに目の色を変えた