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【ONEPIECE】スキ&大スキ 〜トラファルガーロー〜

第3章 天気を操る女


「えへへ…どうかな」
「かぁわいい〜!!♡」




「イッカクから貸してもらった服……ありがとう…!新しく服がなくて…」
「いやいや♡似合ってるぜ!ねね!」
「新しいツナギもちょうど切らしててな。元々仲間を増やすつもりは無かったから」
「そんな褒めないでよ。恥ずかしいな…」




「は〜♡ハートの海賊団にも華が♡」
「ちょっと待ってよ。私もずっといたでしょ!」
「い、イッカクは「母親」っぽいって言うか……」
「はぁー!?」




ハートの海賊団は毎日とても賑やかだ。キャプテンのトラファルガーローは口数が少なくて物静かで、いつも本を読んでいるイメージだが、クルー達は正反対。



「ローはまた本を読んでいるの?」
「多分な。キャプテンはほっておくと2日くらい平気で睡眠も取らずに読書し続けるからなぁ……俺たちクルーはいつも心配なんだ。ちょっと様子見てきてくれよ」
「私が……?」




ペンギンに頼まれた私は船長室へ向かう。確かに1日目、私が起きた時にも寝ないで本を読んでいたと言っていた。



「…ロー。入りますよ」



ノックをして部屋に入るとペンギンの予想通り、本を読んでいるロー。いつもクマが出来ているのはこんな生活送っているからなのか



「ロー。また本読んでるんですか?」
「……なんか用か」
「クルーのみんな、心配してますよ。もう少し寝てくれ!って」
「……ほっとけ」
「……ダメですよ。外の空気吸いに行きましょう」
「……」




ガチャ




「あ!ねね!キャプテンどうだ……った……!?」
「ローなら外の空気吸いに一緒に連れてきたよ!」



(きゃ、キャプテンが読書を途中でやめた!?)
(どー言うこと?!シャチ!ペンギン!)
(し、知らねぇよ!どんな手を使ったんだ!?ねね!)



「キャプテン。外に出てくるなんて珍しいね〜」




「……」
「そうなんですか?」
「おい。余計なこと言うな。」



シャチとペンギンは何が起こってるかも分からずに、黙り込む。
ローが読書中に外に出るなんて事はそうそう無い。
読書を辞めてくれるにも



「この本を読み終わるまでは絶対に動かない」と頑固もいい所。



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