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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第5章 恋人


「本当ですか?!やったーっ!!」

満面の笑みで大喜びする安室さんに祝福の言葉をかける、毛利探偵に蘭ちゃん。

「では、今日からよろしくお願いします。陽菜さん!」

まさか、こんな展開になるなんて…。まぁ、これで安室さんが動きやすくなるなら協力しよう。
蘭ちゃんは、こんな大胆な告白聞いたことないと、大変興奮気味のご様子。コナンくんは急に現れて毛利探偵に弟子入りした、安室透を少し警戒している様であった。

「では、陽菜さん。僕も今日は昼までですし、付き合った記念にご飯でもいかがですか?」

「はい、喜んで。私も、もっと安室さんとお話したいです!」

「んじゃぁ、俺たちは帰るとすっか。行くぞお前ら」

「あ!ちょっとお父さん!まったく、じゃぁ陽菜さん安室さんまた!ご馳走様でした」

「はい、またいらして下さい。蘭さんならサービスしますので」

口元に指をあてながらウィンクをする。

「コナンくんもまたおいで」

「ありがとう、安室さん。陽菜さんもまたね!」

「うん。あんまり事件に首突っ込んだらダメよ、コナンくん」

「はぁい」

よしよし。コナンくんの頭を撫で、帰っていく3人を見送った。
その後、アルバイトをおえた安室さんとお店を後にした。聞きたいことは色々あるけど、どこで盗聴されるかわからないため、とりあえず安室さんの車まで付き合いたてのカップルを演じた。

「この車に盗聴機はないから大丈夫ですよ」

「ゼロくん一体どういうつもり?ちょっと説明をもとめます!」

フンッ!訳が分からないまま恋人にされた私は問い詰める。

「まぁまぁ、落ち着いてください陽菜さん。僕はあの毛利先生といつも一緒にいるコナンくんを少し疑っていてね、彼を監視する為に、ポアロでバイトを始めることにしたんだ」

確かに、コナンくんはいつも毛利探偵の事件現場にいて普通の小学生なら気づかないことも気づく。それに、毛利探偵が推理する時、いつも姿が見えなくなることも気になっていた。

「で、それでなんで私が安室さんの恋人になる必要があるの?」

「それは、僕が一緒にいたいから…という理由ではダメですか?陽菜さん」

「えっ?!」

真剣な眼差しで見つめられ、安室さんのダークブルーの瞳にすいこまれそうになる。

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