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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第21章 Corpse


「でも、すげーな!お前…」
「あのレシートの暗号をみてきてくれたんですよね?」
元太君と光彦君が、安室さんに話しかける。

「レシート?猫についていた妙なレシートなら、風に飛ばされて見つけられなかったよ…ここを通りかかったのは、たまたまさ…」
白々しい嘘ついたよ。

「じゃあさ、陽菜お姉さんと探偵さんも博士のお家でケーキたべる?」
歩美ちゃんの無邪気なお誘いに、コナン君があからさまに焦って、私に目線でヘルプを送ってくる。
「へぇ、ここが噂の阿笠博士の…でも今日は遠慮しておくよ。これから陽菜さんと久しぶりのデートなんでね」
私の肩を抱いて車にエスコートしてくれる安室さん。

「そうなの!だからみんな、またねー!!」
私たちは車に乗り込み、警察が来る前に退散した。



ゼロ君の運転に身をゆだねながら私は話しかける。
「それにしても…あんな、あからさまな嘘ついて...クスクス」
「仕方ないだろ?まだ彼が何者なのか分からないままだからな」
「それもそうだね」

ピロリン。ゼロ君の携帯がなり、メールを確認するとゼロ君顔色が変わった。
「悪い…陽菜。今夜は帰る予定だったが、ベルモットからメールで急な仕事を言い渡された」
「んっ…私は大丈夫…ゼロ君こそ無理しないでね」
「ああ」

この任務でゼロ君があんな失態を犯すなんて私は思ってもみなかった。

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