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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第1章 公安の2人はツートップ


「くそっ!!何でサツが!!!やれ!お前ら!」

「「「はっ!!」」」

組織のボスの一声で奴らも一斉に拳銃やらナイフやらで私たちに向かってきた。

「はい。銃刀法違反に公務執行妨害も追加ね。」

「陽菜!油断するなよ。」

「はいはい。わかってますよ、旦那様っ!はっ!!風見さん危ない!!!」

一人の男が部下の風見さんめがけて拳銃を構えていた。

「大事な部下には傷一つ負わせませんよ。」

目にもとまらぬ速さで男めがけて、引き金を引いた。
パンッパンッ!!!

「ぐぁぁぁぁぁぁっ!!」

銃弾は男の持っていた拳銃に命中。近くで制圧にかかっていた仲間が回収し取り押さえた。

「助かりました。陽菜さん。ありがとうございます。」

「いえいえ、部下を守るのが上司の務めですから!」

お礼をいう風見さんに笑顔で答えると、ナイフを持った男が私をめがけて走ってきているのに気付くのがおくれてしまった。

「(やばいっ!間に合わなっ…)」

ヒュンッ!ドゴォォォォッ!!
刺されると思った瞬間横から伸びてきた手に男は投げ飛ばされていた。

「陽菜っ!!無事かっ!!」

ガシリとつかまれて生存確認をされる。
我が夫、降谷くんのパンチを食らって多分肋骨がいってしまった男を不憫に思い、危ないところだったと胸をなでおろす。

「ふっ降谷くん!!ありがとう助かった!」

「こいつ、俺の陽菜に傷でもつけてたらこんなんじゃすまなかったぞ。」

「(こぇぇぇっ…陽菜さんのことになると手加減なしですか…降谷さん。)」

陽菜さんが無事だったことに安堵しつつ、奴らを畳みかける。

「こいつらバケモンか!?とっととズラかることにしよう。」

はっ!!
「降谷さん、陽菜さん!奴らのボスが逃げます!!」

「私は右足。」

「なら俺は、左腕だな。」

「「逃がさないよ。」」

パンッパンッ!!!

「うわぁぁぁぁぁっ!!」

ドサァァァァァァッ!!!見事、右足と左腕を撃ち抜かれ地面に倒れる奴らのボス。

「急所は避けてるから、大丈夫でしょ?大人しくしなね?」

「よし!!制圧完了だ!全員連行しろ!!」

「「「はいっ!!!」」」

無事に一人残らず連行がおわり、倉庫の後片付けをしていると降谷くんが抱きしめてきた。



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