~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】
第1章 公安の2人はツートップ
「降谷くん?」
「陽菜が無事でよかった。ほんと心臓止まるかと思ったよ。」
「ふふふっ。大袈裟だよ。それに刺されても急所だけはずらすように特訓してるから大丈夫だよ?」
「誰であろうと、陽菜に傷をつける奴は許さない。お前に傷をつけていいのは俺だけだ。」
「はいはい。」
後ろから回されている降谷くんの腕をポンポンしてなだめる。
「(まだ勤務中だというのにこの2人は…はぁ…)しかしお2人もさすがです。あんなに距離があったのに的確に奴の足と腕を撃ち抜くなんって。」
「あんな距離なら朝飯前だよ!!ね!降谷くん!」
「あぁ。ハンデにもならん。」
「(あんな距離って軽く20メートルはあったよな…)」
この2人はやはり普通ではないと風見は思うのであった。
「はぁぁぁっ。おなかすいたーっ!!今日のご飯なにかなー?」
「今日はビーフシチューでいかかがですか?お姫様。」
腰まである長い髪の毛にキスをされる。急に不意打ちされる行動に顔に熱が集中して真っ赤になる。
「不意打ちずるいっ!」
「(俺は今、何を見せられているんだ…。まぁ、この最強の2人がいるから自分も2人の隣に立っても恥じないよう力をつけようと思える。お2人は自分の目標です。降谷さん。陽菜さん。)」
2人のイチャイチャをみせられ複雑な思いはするものの、後始末を再開する風見なのであった。