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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第4章 小さな探偵さんとプライベートアイ


腑に落ちないまま、考えているとコナンくんがいつものようにみんなを誘導し始めた。

「でもさぁ、おかしくなぁい?普通、車の人が乗る場所って燃えにくいもので作ってあるのに、なんであんなに燃えてたの?」

「そうね、時々、爆発してたみたいだし……」と蘭ちゃん。

「爆発していたのは、スプレー缶みたいですよ。他にも段ボールや紙が車内に大量にあってそれに引火したみたいです。」

どうやら、それらは車をデコレーションし結婚式場でサプライズわやしようとして用意したものだったらしい。
さらに、初音さんから伴場さんにネイルサロンからの写メも送られてきていて、とても自殺したようには思えない。
これらの状況から、目暮警部は伴場さんが犯人だと推理したようだ。

「(状況的には伴場さんが殺害したように、思えるけど……まだ何かがひっかかる。)」

なんか腑に落ちない状況に私は考え込む。

「先程のDNAのほぼ一致というのは、そのつけ爪に残っていた皮膚が雨や泥などで汚染され、完全なデータが取れなかっためだとおもいますが、血縁者でないかぎりゲノム……つまり遺伝子情報のほぼ一致は、まずありえない。ということを踏まえると、そのDNAは同じ人物のDNAと考えた方が自然ですけどね。」

片目を閉じウィンクの状態で説明をする。片目だけのキメ顔の安室さん尊すぎる……。その顔で、落ちる女の子たちは軽く100人はいると思う。

「んだと!てめえ!!」

伴場さんが逆上して安室さんに殴りかかるが、ひらりと交わす。

「やっ……やめてください、暴力はっ!毛利さん彼を押えて、また殴りかかってこられたら」

「んな、必要ねぇよ。なぁ伴場落ち着けって。」

興奮した伴場さんを毛利さんが説得し改めてDNA鑑定が行われることになった。

「コナンくん、なにか気づいたことあるの?」

伴場さんの倒れた後ろ姿をみてコナンくんが考えこんでいたから、聞いてみることにした。

「ううん、僕子供だからわかんないや!」

「そっかぁ…。(あんまり長居したくないから、コナンくんでも安室さんでもどっちでもいいから早く解決してくれぃ!)」

途中からきた私より2人の方が分かることも多いだろうと思い、早期の事件解決を祈る。

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