第7章 街の日常
正臣「昨日はお前らの引越しの作業手伝ったんだ、今日は池袋を案内してやるから何か奢れ〜」
そう言って池袋の街を歩く私たち。
正臣「あー、どっか行きたいとこあるの?」
『私は特にないから、それに土地を覚えないとね』
正臣「ならこの俺が案内してやろう」
『うん!あ、帝人くんは・・・?』
帝人「え、ぼ、僕?うーんと、本屋って何処にあるの?帰ってから読む漫画を買おうと思って・・・」
正臣「だったらそこの奥に漫画沢山売ってる店があるからそこに行こう!」
その本屋の前で正臣くんと帝人くんが話していると見知らぬ女の人が声をかけてきた。
「紀田くんじゃん」
「いやいや、久しぶり」
正臣「あー、狩沢さんに遊馬崎さん、どうもです」
誰だろうと思いながら首を傾げる私と帝人くんに気付いた女の人が正臣くんに尋ねてきた。
狩沢「そっちの子たちは誰なの?」
正臣「ああ、こいつらは俺の友達てか幼馴染で、今日から一緒の高校になったんすよ」
狩沢「へぇ、高校生になったんだ。おめでとう」
なんとなく話が噛み合ってない気がするけれど
そんなこというのは失礼だと思ったからやめておいた