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月が欠けた日から…

第10章 戦いは期末テストで


「ほんとには行かなくてよかったの?学級委員からのプラチナチケット。」

なぜカルマにそんなこと言われなきゃ行けなかったのかはわかんなかったけど、私は行くつもりは無い。

「なんで?別に行かなくても1人で勉強できるし!それに頼れる彼氏がいるなら行かなくても、いつでもカルマがいるしさ!」

そう笑って返すと、そっか。と一言返された。

「あのさ?はオレのどこが好きなの?」

なーんか、今日のカルマ、変。

「っえ?急にどうしたの?」

そういうといいからー、の一言だけだった。変なの。

「優しいところと頼れるところ。一緒にいて楽しいし、カルマだから、一緒にいたいと思えたんだよ?」

そう返すと、夕焼けのオレンジに包まれた中、一つだけ赤い色が見えた。照れてる。

「照れてる。かわいい!」

「そりゃ、言われたら誰だって。やっぱりオレの彼女はで良かった。」

私も顔が暑くなり、2人で照れ隠しし合いながらお互いの家に帰った。
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