第9章 真夏は青春日和
俺はあいつを止めるための計画を寺坂にやらせた。
「おい!よくも俺を騙したな!俺がお前の相手してやんよ!」
「いとな、あいつを黙らせろ。」
やってるねぇ。
「倉橋、中村、をよろしく。」
そう言って俺はあいつの様子を見ていた。解説しながら。あいつ、馬鹿だけどやる時はやんじゃん。のことは許してないけど。
俺は指でみんなを動かした。みんなは下に行って水をバシャバシャとやってくれた。全部俺の計画だ。
「あー、はおれが見とくからみんな下降りてやっちゃってくれる?」
そう言って、俺はの所へ戻った。の頭は血は止まったみたいだがまだ意識がない。お願い、。早く戻ってきてよ…。
「、大好きだよ?ずっと一緒にいるって言ったじゃん…。」
それだけ言い残してまた様子を見に行った。
「そっちがまだやる気ならこっちは全員で水遊びしてやるよ。のこと、まだ許してないんだけど。犠牲者、1人出してんだよ。あんたらの計画でね。俺の女だ。賠償は高くつくけどどうする?」
そういうとさっさと帰っていった。
「何とか追っ払ったな。」
「だけど、が…。」
そういうとみんな黙ってしまった。俺だってあんなの姿みたら泣きそうで寂しくてたまんないんだよ。