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月が欠けた日から…

第9章 真夏は青春日和


俺はそう言って、下へ降りていった。そこには殺せんせー水の中。とみんなは崖の上。そしては殺せんせーが助けに行くのが遅かったのか、滝に流されたのか、水の中で頭から血を流していた。

「あっ、カルマくんっ!ごめん…ごめんね…。が泳げないし、殺せんせーがみんなを助けていた時に滝から落ちちゃったみたいでっ…。」

みんなは下にいるそのの姿にビックリして中村と岡野、倉橋も泣いていた。これは全部、寺坂。あいつが悪い。

「カルマくん、藍奈さんをそちらに渡します。止血をお願いします。その後私が頭を直しますので少々待っていてください…。」

殺せんせーはそう言ってを上に持ってきて、無言で下に戻って言った。殺せんせーも言葉を失うのは無理もない。

「…。俺がすぐそばにいてあげられなくてごめん…。今止血するから…。」

俺は泣きそうな目を我慢して、無言で頭の血を止血した。ほかの女子も泣きながら手伝ってくれた。後から寺坂は来たが、の姿をみてぎょっとしていた。全部、お前のせいだ。

「前よりも早いっ!?」

なんか知らねぇけどブツブツ言ってやがるこいつ。

「使われる相手ぐらい、自分で選びてぇ。おい赤羽、お前が俺の事使ってみろよ」

「いいけど、俺の計画危ないよ?死ぬかもよ?」

「やってやんよ。」
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