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月が欠けた日から…

第9章 真夏は青春日和


「さぁ!つきましたよ!先生特性のE組専用プールです!」

私たちはびっくりした。こんなことほかの先生はしてくれない。みんなは水の中にどんどん入っていった。だけど、私は泳げない。

「ん?どうしたの?、こっちおいで?」

「いやぁ、やめとくよ。うち、喧嘩はできても泳ぐの苦手なんだよね…。」

そういうとカルマは手を伸ばして私を支えてくれようとした。

「大丈夫。おいで?俺いるから!」

私は勇気をだしてカルマくんの手を取った。その瞬間、手を引っ張られいつの間にか水の中のカルマの腕にすっぽりと収まった。

「ほら、大丈夫でしょ?」

そう言って私は顔を上げるとニコッと微笑んでいた。こういうところ大好きだ。

「ひゅー、水の中でもお熱いねぇ。」

そして相変わらずからかわれる。

「…ってか、、水着来たらよく分かるけど胸おっき…」

「どこ見てんのよ!変態!と言いたいところだけど、やっぱそうだよねぇー。私遺伝なのかわかんないけど小さい頃から何もかも一番乗りで体の成長早いんだ。」

あははと苦笑いをするとメグたちもこっちにやってきた。

「ー!遊ぼーって…よく見たら胸でっか!?」

女子にもこの始末だ。陽菜乃たちの声がでかかったせいか男子の目がチラチラと痛い。そして誰かさんの目も…。
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