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月が欠けた日から…

第9章 真夏は青春日和


「藍奈さん、あなたの事がようやっと少しわかりました。ですが、あなた自身は何もしていないのに鷹岡先生が来た時なぜあそこまで喧嘩が強いんですか?」

「あー、それ俺も聞きたい。」

私はカルマでも知らないことをみんなの前で言うのは少し気が引けたけど、この時がチャンスなのかもと思い、話をうちあけた。

「私も大体の親の話に加担しているから。柔道と空手は親から小さい頃に教わっている。だから、喧嘩が強い。私よりターゲットが大きかったとしてもだいたいはやれる。」

そういうと、みんなは納得したかのような一安心したような顔つきになった。

「じゃあ、って実はすごい人ってことなんだね!」

とひなた。よく分かってなさそうだけど、まぁもうそれでいいか。

みんなは私のことについて話したあとは複雑さが吹っ切れたようだった。

「では、皆さん!水着に着替えて!プールに行きましょう!」

そして何故か、話終わったあとはわけも分からず先生のいうプールについて行った。

「夏はなついなー。大阪ではこういうそうです。」

歩きながら手で顔を仰いでいるとなぎさっちと私の間にカルマが入ってきた。

「なぎさくん、、この前凄かったらしいじゃん?は化けの皮が剥がれて暴れまくったって聞いたし、なぎさくんも鷹岡先生を仕留めたって聞いたし!2人の活躍見ときゃ良かったなぁー」
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