第9章 真夏は青春日和
「にゅや!?藍奈さんの胸はEと。」
「おい、そこ!メモるな!そしてジロジロ見るなー!」
私は大声で殺せんせーに向かって叫んだ。、
「可愛い顔して胸デカイとかさすが俺らのマドンナだよなーっ!カルマが羨ましいぜ!」
男子は私の体を見てこんなこと言ってやがる!殺す!そんなこんなでわちゃわちゃしているとどうやら殺せんせーはさっきから鳴らしまくっている笛の代わりに水をかけられて変な声を出しているようだった。
「、行ってみようぜ!」
そう言って私とふたりで殺せんせーの乗っている台を揺らしに出かけた。
「うん!いじわるしーちゃお!」
そう言って2人で揺らしに行くと過剰に水に反応していた。
「「つまり、殺せんせーもしかして……」」
ホントのことのようだった。殺せんせーは泳げない。そんな弱点も見つけて、今日は寺坂くんのピリピリした発言で一日の幕は閉じた。
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次の日お昼休み。
「えっ、なにあの寺坂くん。来た瞬間に不機嫌とかどんだけ嫌なの笑」
私は陽菜乃とひなたとカエデでお昼を食べていた。寺坂くんが言うにはこの後プールで殺せんせーを暗殺するらしい。
「私行かなーい」
「同じくー」
陽菜乃とひなたは寺坂くんの提案にそっぽ向けていた。相変わらず殺せんせーの粘液は止まらない。
「えぇー、皆さんも行きましょうよー。おもしろそうですしー!」
そう言われた瞬間コソッと逃げようとしたが粘液がここまで迫ってきて逃げれそうになかった。