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月が欠けた日から…

第1章 出会いは3年E組で


「っ…あはははっ!いやぁ、もー限界すぎてむり笑」

「あはははっ!いや、杉野、お前がいちばんヒドイっての!」

「いや、カルマの方がヤベーよ笑」

私たちは面白すぎてつい声に出してしまった。

「藍菜さん!カルマくん!杉野くん!何やってるんですか!」

先生はマッハで飛んできて私たちのノートを一瞬で奪い取ってしまった。

「あー!!!殺せんせーそれだけは見るなー!!」

私は席を立って殺せんせーからノートを奪い取ろうとしたがこいつから奪い取るのはそう簡単には行かない。

「ねぇ、カルマくんと杉野で何してたの?」

渚が私の制服をちょこんと引っ張って聞いてきた。

「あー、先生の似顔絵書いて授業サボってたらおもろすぎて笑ってた!てことで早くノート返せよ!」

殺せんせーは私たちのノートに何かを加えているようだった。

「いいですか?3人とも、先生はこんなんじゃなくてもっとスリムで顔はイケメンっぽく、それから目はもっと大きいですよ!」

ツッコミはそこなのかよ。クラスのみんなそう思った。

「でも、3人とも、これから授業はちゃんと受けるように!カルマ君、藍菜さんは余裕でトップを狙えるでしょう?」

私ははぁーいと返事をして3人のノートを取り返し席に戻った。そんなこんなで1日も終わり、放課後になった。
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