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月が欠けた日から…

第1章 出会いは3年E組で


私に対しての質問はかなりあるようだった。

「ねね!ってよんでもいいかな…?」
「なーんではAから降りてきたの?ならトップ狙えるでしょ?」
「藍菜さん、胸のサイズはどれ位で?参考程度に、ヌルフフ」
「彼氏とかいるのー?」

私は一度にたくさんの質問を受け、ついこう言ってしまった。

「あー、もううるせぇよ!呼び捨て大丈夫だし、私はA組にいた時は大人しくしてただけ!彼氏好きな人なし!先生!女子に下ネタぶっ込んでくるとかキモイぞ!」

私はキレて質問をまとめて返してやった。

「藍菜さん、先生の質問だけひどいですよ…」

殺せんせーは泣き真似をしていたが、私は無視し、みんなと良い友達になれそうだ。

「でもってほんとに可愛いよね〜!今日帰り一緒に帰らないー?」

「いいね!一緒に帰ろうよー!」

私は既にももかちゃんとひなのちゃんとりおちゃんとふわちゃんと仲良くなった。

「え、なんならプリ撮りに行かね??」

4人とそんな話をしながら3時限が始まるチャイムがなった。

私の席は1番後ろのカルマ君の隣、杉野くんの後ろだった。

(、一緒にサボらない?)

カルマくんがコソッと私に話しかけてきた。

(お、いいねぇー、何する?)

私は2人だけじゃつまんないからと言って前の杉野くんもサボりに誘った。

(ねぇねぇ、杉野くん、カルマくんが一緒にサボりたいってさ!)

「!?えっ、あっ…と。少しだけなら?」

杉野くんはなぜか顔が赤くなっていたが私はなんのことか分からず話を続けた。

(カルマ君は殺せんせーの似顔絵選手権したいってさ!)

私たちはまだ殺せんせーに気づかれてないことをいいことに3人で似顔絵を書いて見せあっていた。さすがに書いてるうちにおかしくなったのか、3人で笑い出してしまった。
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