第8章 教育の違い
「やぁ!今日から烏間を補佐して働くことになった、鷹岡明だ!宜しくな!」
私はカルマのほうをみて、また増えたねと声をかけようとしたが、カルマは怖い顔をして鷹岡先生を見ていた。
「カルマ?どうしたの?」
「……サボる。」
「っ…え?」
私はカルマの言っていることがよく分からずカルマの顔をじっと覗き込んでしまった。
「、そんなに見てきて、俺に惚れた?」
カルマは私をからかってきたが、今はそれどころではない。カルマの様子が心配だからだ。いつもはこんな難しい顔しない。
「ちっ、ちがう!それは元から!じゃなくて!ほんとに大丈夫?」
「……、ねぇ、、サボろ?」
私の質問には答えてくれなかったが、どうやらサボりたいようだった。高岡先生は既にみんなの元に着いて、おいしそうなスイーツを並べていた。
「うーん、私は鷹岡先生の授業、受けてみようかな?どんなもんなのかお手並み拝見と行きたいし!」
「……そっか。俺はサボるよ。なんかあったらすぐ呼んで、いいね?」
カルマはいつになく真剣な顔を私に向けた。
「う、うん。わかった…」
そういうとさっさと行ってしまった。