第1章 出会いは3年E組で
私は久々の6時半起きで体はだるく眠かった。親が朝ごはんを置いてくれているためそれを食べテキトーにお昼を持っていく。これでいいか。そーいや、あいつも来てんのかな。
私はそんなことを思いながら長い山への道を登って歩いていた。本校舎からホームルームのチャイムがなっている。やっとの思いで着いたそこには木造の小さい学校があった。
「うわ、ボロ屋じゃん。やば。」
私はそう言いながら中に入り、教室へと向かった。その時だった。
「君が藍菜か。まずは話を聞いてから学校に来てもらいたかったが、時間が無い。まずは教室に入って自己紹介からだ。」
その先生はクールだが顔はイケメンだった。
「あー、そいやなんか学校と防衛省に1度来るようにだっけ?忘れてたわ。まぁ、いいや、はーい分かりました。」
私はおちゃらけながらもその先生について行った。
「おい、やっと転校生が来たぞ。」
「にゅや!?本当ですか!やっとですか!では中に案内してあげてください、烏間先生。」
私は烏間先生という人に促され中に入った。そこに映ったのはまぁ、見慣れている顔も何人かいた。カルマくんもそこに…
「って…え!?なぎさっちじゃーん!おっひさー!」
渚とは小学の頃から仲が良く、だけど最近は連絡していなかった。だけど、それより1番突っ込みたいのはこのバケモノだ。