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月が欠けた日から…

第5章 突然の転校生


「じゃあ、私は先に帰ってるけど、2人ともお土産買ってきてよー?」

そういうと、任せて!と二人。初めて一人で帰る日だなぁー。カルマと付き合ってからはカルマと一緒に帰ったり、女子と一緒に帰ったりする日々が毎日だったから。

「りおー!一緒に帰ろ!殺せんせーのお土産期待してようよ!」

そういうとりおは不吉な笑みを浮かべながら、

「じゃあ、殺せんせー、お土産、おやつたーくさんお願いね?じゃねー!」

と言って返していた。

私と莉桜は帰路につき、家に着く頃には夕焼けが程よいオレンジ色に染まっていた。

帰って夜ご飯を食べ、今日の復習をしていると、電話がかかってきた。

「ん?誰だろ…あっ、かるま!」

私は着信画面を見て直ぐに電話をとった。ソニック忍者どうだったんだろう?

「もしもし?今帰ってきたの?」

「うん。にも感想教えてあげようと思って。」

こういった電話越しでの会話もちょっとした青春なんだろうなと思いながらカルマの声を聞いていた。

「へぇー?それで?どうだったの?」

「今外でれる?窓開けてみて?」

私は頭の中がハテナだらけだったが言われた通り窓を開けてベランダに出ると綺麗な星の空がチラつき、下に目を向けるとそこにカルマがいた。
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