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月が欠けた日から…

第33章 未来の話


「あんなふうに人と喧嘩したのはカルマが初めてだったよ。」

なぎさはそう言ってなぎさももう二度としたくない、という顔をしていた。

「焚き付けなきゃ、渚自分の本心も分からなかっただろ?あの時本心をむき出しにして戦わなきゃ俺ら上っ面だけの友達で終わってた。色んなやつと喧嘩したけど俺の中じゃ2人が俺のベストバウトだよ。ま、お互い中坊だったってことだよ。」

そこからどんどん話は進み、NASAの実験データ盗み計画。そこで分かったことは先生の爆発の可能性は高くても1%以下だと分かった。そこからは殺せんせーの助ける、に1本化されて行ったんだっけな。

「だけど、そのあとのあの夜のことは一生忘れない。」

私はそこから最後の夜が鮮明に思い出された。1年の終わりの卒業式の前の日。

「シロがやって来たかと思えば化け物みたいな2代目死神やってきたり、そこにカエデが突っ込んで死にそうになったり。」

「もうヒヤヒヤしたよね。茅野がまさか突っ込んでいくとは思わなかったし。」

「俺はそれも衝撃だったけど1番はそれを助けに行ったの動体視力にもビビったよ?」

私はカルマにそう言われあー、そんなこともあったなとか思いながら話を逸らそうとした。
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