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月が欠けた日から…

第31章 卒業式~また君に会える日まで~


別日に私たちは磯貝くんと連絡で一旦椚ヶ丘に顔を出すことになった。

「カルマ!ちょっと久しぶりだね!」

「たしかに、ずっとバタバタだったもんな。」

と、その時烏間先生が大量のケースを運びながら入ってきた。

「というわけで、これが賞金300億だ。これは国からの口止めの意味もあるんだろう。」

「それじゃ、お金の使い道を決めようか。これ全部を山分けするのもなんだしな。」

というわけで磯貝くんを中心にどう使っていくのかを話し合った。そして結局纏まったのは、

殺せんせーのアドバイスブックを参考に、当てはまる人は学費と将来の頭金だけを頂くこととなった。

「って言ってもの場合違うのか…。」

「なんかごめん…磯貝くん…。」

というわけで私は経営資金の3ヶ月分と高校学費分だけを頂くことにした。

「じゃあ、他のお金のことだけど…」

私はみんなと他のお金のことで考えようとしていた時だった。

「ねぇ、この先の未来のこと一緒に考えたい。」

「えっ…?」

私は少し驚いた。だけどこの先もカルマと過ごしていくなら、と考えた時やっぱり決めておかなくちゃいけないことは色々あった。
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