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月が欠けた日から…

第31章 卒業式~また君に会える日まで~


そんなこんなで提供先も色々決まり、その帰り道。私はふと月を見上げた。

「あの月、崩れていってるね。」

「なんか、自らの重力で前の月の大きさより少しは小さくなるけどまとまるらしいよ。あの大爆発で地球との距離も縮まったこともあってしばらくすればまた壊される前とおなじ周期に戻るらしいよ。」

「そっか。また元に戻るんだね。」

しばらくの沈黙の後、私はカルマに手を引かれた。

「どうしたの?」

「あのさ…。まだ高校の俺が言うの早いかも知んないけど俺と約束、してくんない?…結婚のこと。」

私はカルマにそう言われ、驚いて嬉しすぎて泣いてしまった。

「っ…はい。約束します…!」

私はそう言いながらカルマに抱きついた。婚約、まさかしてくれるなんて思ってもなかった…。だけどこれでカルマとずっと一緒にいれるんだと少し実感した。

















この先の未来が明るく光り輝けますように、そう殺せんせーとも約束した。
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