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月が欠けた日から…

第31章 卒業式~また君に会える日まで~


「つまりそれって…」

「そう、學峯さん無き今次世代教育理念、学校改革を任せるとの事らしいね。ちなみに學峯さんと私の親はまた新規締結として新しい事業立ち上げるみたい。」

私はその事を伝え、またどこかでと一言いい5人と別れ、家へと帰った。






その後は色々と大きなことが起こった。やはり、生徒を危険に晒した椚ヶ丘学園は急灘、E組のシステムも問題視され廃止、そして私たちの代で閉鎖されることになった。學峯さんは経営権を手放し、私の父と新しい事業でまたビジネスパートナーとしての締結も約束したみたいだった。

「お父さんは、これで良かったんだよね?」

「そうだな、浅野さんとは長い付き合いだ。どこまでもあの人と突き進んでいくことしか考えていなかったからな。」

私は卒業式のあの日からお父さんからの期待と未来に溢れる言葉を聞かなくなった。

「も桜ノ宮を自由に動かしていい。もちろん、いい方向にな。」

そう言ってお父さんはほんとに成長したな、と頭を撫でてくれた。それが嬉しくてまた、泣いた。ここんとこ最近ほんとに泣かされてばかりだななんて思った。

「お母さんは?コスメブランド業界で順調なの?」

「そうね、順調に。桜ノ宮グループももちろん動かしているわよ。」

なんだかんだやっと上手くやっていけそうな気がした。
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