第29章 残された時間と誕生日
「、ほんとよく裏情報掴んできてくれたから助かってたよ。」
「そうそう、殺せんせーの言う通り、謝ることじゃねぇよ。はなんも悪くねぇだろ?」
「そうだよ!が悪いなんて誰も言わないよ!仕方なかったことなんだし。ほんとに、その家柄は誇るべきものだと思う!」
私はみんなに励まされ、少しやっと落ち着けた。と、殺せんせーはりおにやっと目をつけていた。
「ところで中村さん!山中の激戦でも君の足音は大人しかったですねぇ。しかも、甘い匂いがするようですが!?」
「地獄耳に地獄鼻かい。月が爆発してから今日でその1年でしょー?たしか雪村先生は今日を殺せんせーの誕生日にしたんだよね?これを崩さずに持ってこれる私の技術を褒めて欲しいなー…って聞けよ!」
殺せんせーはケーキにしがみついてりおの話をほとんど聞いていなかった…
「だって…だって…!1週間ぶりのスイーツ…!」
「あぁもう!ヨダレが垂れる!みんな!とっとと歌っちゃうよ!」
というわけでみんなでバースデーソングを歌うことになった。
「さん、はい!」
「「「ハッピバースデトゥーユー、ハッピバースデートゥーユー!ハッピバースデーディア、殺せんせー。ハッピバースデートゥーユー」」」