第29章 残された時間と誕生日
「もう時間切れでいいだろうが。」
「にゅ?」
「たった1%だぞ!?そんなリスク俺らはよゆーで飲めるっつってんだ!なんで政府も世間も1番近くですごした俺らの意見を聞こうとしねぇんだ!?このタコ、エロいぐらいでなんの危険もねぇのによ!」
そこで寺坂くんがもっとキレ出していた。そりゃそうか。
「ガキの言葉には耳を貸さない。その代わり哀れんであげる。侮辱に等しいわ。」
「納得できるか!こんなもん。」
「今度あったらあいつらぜってぇ…」
色々思っていることを口に出している寺坂組は殺せんせーにむりやり首を動かされていた。
「寺坂くん、みなさん!先生からアドバイスをしましょう!君たちはこの先の人生で強大な社会の流れに邪魔をされて望んだ結果が出せないことが必ずあります。そのとき、社会に対して原因を求めては行けません。社会を否定しては行けません。それは率直に言って時間の無駄です。そういうときは、世の中そんなもんだと悔しい気持ちをやり過ごしてください。やり過ごしたあとで考えるんです。社会の激流が自分を翻弄するならばその中で自分はどうやって泳いで行くべきかを。やり方は学んだはずです。このE組で、この暗殺教室で。」
結局殺せんせーの流れに全部もっていかれてしまった。