第29章 残された時間と誕生日
私とカルマはそっちへと向かうとすでに寺坂組が応戦していた。
「おーらよっと!カルマ、そっち!」
「分かってる!」
私とカルマで吹き飛ばすとまだ敵リーダーは立てるようだった。
「ガキが…。大人しくしていればそれで終了だと言うのに、この期に及んでお前たちは何が不服だ!?」
「これは自分たちで解決しなきゃ行けないことなんです!」
私もサッと動いて回り込み、2発食らわせてもなおまだ動けていた。
「あとから来てぐちゃぐちゃ指図するんじゃねぇ!」
「殺せんせーのことは俺たちを信じてください!」
「いいから俺たちに任せとけってことだよ!」
私はまだ素早く動ける体でグッと押し込むとその横にナイフがサッと落ちてきた。そこで私はポンっと体を反動で起こし、ぴょんと木の上に乗っかった。
"パチンっ"
なぎさの目くらましを合図に私とカルマは一斉に落とし込んだ。
「かるま!!」
「ってるっての!」
これでやっと全員を処理できた安堵で私とカルマとなぎさで手を取りあった。と思っていた時だった。
「ちょっ…!まだ動いてる!」
「ちゃんとトドメさせ!くそったれい!カッコつけてハイタッチとかしてんじゃねーぞ!」
私たちは寺坂くんのその一言でスンっとなってごめんと一言いれてやっと終わった。