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月が欠けた日から…

第29章 残された時間と誕生日


「敵拠点異常なし。さっきので確実に2班は連絡が取れなくなったみたいだからこれで大体は沈んだはず。」

「おっけい、ありがとう。いけるよね? りつ。」

「はい、尾根伝いに3人ほど接近しています。それともみの木の高台に固定機銃が配備されています。」

「りょーかい。山葡萄の茂みからマテバシイ密集地を抜けるルートは?」

「はい!そちらでしたら大丈夫です!」

私はその情報を聞いた上で学校の方に集中するとそこにリーダー株がいると判断した。

「かるま、それならバリア手前にリーダー株がいると思う。あとはそこを片付けるだけのはずだよ。」

「りょーかい。じゃあ、寺坂。そのルートで敵倒して一本松まで進軍して。」

そこで寺坂組は敵対時となって処理したようだった。インカムから聞こえてきた情報ではC班、D班が連絡を取れなくなった、と。

「おっけい、カルマ、敵拠点最後の2班がこれで確実に処理できた。」

私はこれでひと段落、とカルマにも伝えた。

「なら、後処理だけね。てことで、岡島、そっちいったよ。」

これで他の班でも後処理も全部終わりあとはバリア付近にいると思われるリーダー株のみとなった。
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