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月が欠けた日から…

第4章 修学旅行は山あり谷あり


「じゃあ、また明日ねー!」

そう言って、2人と別れ、私はカルマの家に向かった。

「そういえば、の親ってうちの理事長さんと仲良いんだっけ?」

「?そうだよ?私の親は2人とも桜ノ宮学園理事長と教師。そのおかげで私は家にほとんど1人。中一の頃からかな。」

そんな雑談をしながら歩いているといつもあっという間にカルマの家に着く。今日はカルマの家は何か変だ。

「まじか、親かえってきてる。なんでよりによって今日ははえーんだよ。」

「お母さんいるの?じゃあ、今日は…」

そう言いかけたが、カルマに止められた。

「いや、大丈夫だよ?俺の家そういうのすっげー緩いから」

そう言われ、おじゃましまーすと言って中に入るとお母さんがスタスタと駆け寄ってきた。

「おかえり…あら、カルマこの子は?」

「ん、俺の彼女。今日泊まってっから。」

「初めまして、藍奈です。カルマくんとは1ヶ月ほど前からです」

私はそう言うとカルマのお母さんはにやにやした感じでパタパタと少し興奮していた。

「あら!カルマったら早くそれを言いなさいよー!ちゃんもゆっくりしてってね!今日の夜ご飯はオムライスよ!」

私は今日、赤羽家のみんなにお世話になりながら充実した日を送った。カルマのお父さんにはもう息子に嫁ができたみたいだとはしゃいでいた。
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