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月が欠けた日から…

第26章 殺せんせー救出作戦は宇宙で?


そして迎えた決行の時。私はクラスみんなの目を盗み、殺せんせーに頼んでロケット発車玄関口まで一緒に連れて行ってもらった。

「殺せんせー!?それにも!?」

「なんでがこんなとこに。早く入んないと。」

「まぁまぁおふたりとも。心配だからついて行きたいと言った藍奈さんの心情も察してあげてください。ギリギリで私がみんなの元へ戻しますので。」

私はギュッとカルマに抱きついた。やっぱりリスキーな宇宙に行くのにもそりゃ心配だ。

「カルマ、まってる。だから!」

「、そんな心配しなくてもすぐに戻ってくる。だから少し待ってて。ちゃんと帰ってくるから。」

私はカルマを見るとニコッと笑って頭を撫でてくれた。

「では藍奈さん、そろそろ戻りましょうか。時間が。」

私は殺せんせーの言葉でカルマから離れ私はみんなの元へと戻された。

「どこ行ってたの!?」

「あ、ちょっと、カルマのとこに…」

そういうや否やロケットはすんごいスピードで宇宙へと旅立って行った。殺せんせーよりも早いマッハ23で。

「いやぁ!すごかったな!すんげー早さ!感動したわ!」

やっぱり男子はこういうの好きだよね。とまぁ、そんな話をしながら学校に戻り、りつの生中継をみんなで見ていた。交渉はなんとか上手くできたみたいだ。地上じゃもう2日も経つ。

「カルマ、今日これから帰る感じか。」

「…。最近ずっと空見てばっかだよー?」

私はボケーッと空を眺めてカルマの帰りを待っていた。

「そりゃそーだよ。たった2日3日だけどさ。私からしたら地球と宇宙の遠距離恋愛だよ?つーか地球離れてりゃ遠距離どころか光距離恋愛じゃん…」

「な、なんか、とカルマがすごく見えてきた。」

そんなこんなで私と桃花と陽菜乃で池の外堀から空を見上げていると空からなにか舞い降りてきた。

「あっ、ねぇあれ!帰ってきた!」

「帰ってきたぞ!!」

「すげー!カルマー!」

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