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月が欠けた日から…

第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~


私は思わずついにか!と口に出してしまった。

「ついにかってなんか嫌な言い方するね、。それに今更呼び方変えるって…それも変な気がするけど…」

「じゃあ、俺だけ呼ぶよ。それでいいの?なぎさ」

「…わかったよ、かるま。」

私はその会話を聞いて思わず感動してしまった。これでやっと全部落ち着いた…けど、まだ私とカルマの間に問題がひとつ残っていた。

「さてっと、教室に戻ろうか。」

「ちょっと待てよ、おまえら。まだここの2人の問題解決してねーだろ!話、みんなで聞こうぜ!」

というわけで教室に戻りながら私とカルマが喧嘩していた事の経緯を説明することとなった。

「実は…」

学校始まる3日くらい前にカルマが私と学秀が2人きりで仲良く私の家に入っていくところを見たらしくカルマはそれを勝手にデートだと解釈し次の日に会った時にそれを聞かれて勝手に怒って勝手に全部私が悪いって思い込んだこと。
だけどそれは誤解であの日私は学秀と他に生徒会メンバーで桜ノ宮についての話し合いがあったこと。そのことを全部話終わる頃には教室の前に着いていた。

「なるほどね。それはまぁ災難だったみたいで…」

「それはカルマ、誤解してキレたお前が悪いんじゃないか?」

私もそう思うと頷くとカルマに制された。
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