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月が欠けた日から…

第25章 三学期の始まり~クラスの喧嘩と私たちの喧嘩~


「くそがっ…。どんだけつえーんだよ!」

「私と喧嘩しようなんざ1000年はえーんだよ。桜ノ宮舐めてる気?なら受けてみろよ、武闘派組織の攻撃をな!」

そうして決めた寝技はさっきのなぎさと同じ体勢だった。そのままなぎさがやろうとしていたことと同じくなぎさよりももっと体を押し付けた。

「うっ…!ぐっ…!っ、あぁっ…。」

「!危ない!」

私はその言葉で振り返るとカルマの手にはナイフがあった。それを見た瞬間これじゃマズいと瞬間的に首だけでなく足を体にまきつけもっと押し付けた。

「はぁっ。わかった、わかったよ。、ねぇ降参だ。っ…!おい!」

「そこまで!赤チームの降伏により、青チーム殺さない派の勝ちとする!」

私は烏間先生の言葉でやっと我に返った。

「「…やったー!!」」

「はぁっ、はぁっ…ふぅ。つかれた。」

私は拘束を解いて、なぎさとカルマは2人横になって倒れていた。

「勝った…の?」

そんな声がして横を見るとなぎさは目を覚ましていた。

「なぎさ、仇、とったよ。」

私はそう言ってなぎさにそういってニコッと笑った。

「にしてもまじで強いんだな。ちゃんとと真っ向から喧嘩したことなくて守ってきてばっかだったけどちゃんと強いんだね。」

「当たり前じゃん!桜ノ宮を舐めないでよ。」

そう言うとカルマは上体を起こした。
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